ハナヘナするときは水?それとも熱湯?

ヘナを使ってみたいけどやり方がよくわからないんだよ~シリーズ! 今回は『ヘナをなにで溶いたらいいのか?』について書いてみたいと思います。

基本は『お湯』

ヘナやインディゴを溶くのは基本的にインドでは水です。 とはいえインドとは気候がちがうわけですから日本ではちょっと冷えてしまいます。 なので日本では『お湯』が基本となります。 この場合、お湯といっても40℃~50℃がベストです。お湯というと熱湯を入れてしまいがちなんですがあまりにも高い温度だとヘナの場合は色素が変質して染まらなくなりますし、インディゴの場合は染色にかかわる酵素が失活してこれまた染まらなくなります。だからといって体温くらいだとあっという間に冷えてからだを冷やしてしまうのでやや熱めの40℃前後がベストというわけです。

温度によって染まり具合は変わる?

色素や酵素が失活しない程度の温度なら冷水でもそこまで染まり具合に差は出ません。体温で液自体だんだんと温かくなりますしね。理美容室で加温しているお店もありますが、僕個人的には染まり方に差はほぼないと考えます。それよりは加温による体調変化や頭皮の発汗による液だれの方が気になるのでうちのお店では加温しません。

よくあるコーヒーを混ぜたりレモン液を混ぜたりするのは?

これもあまり推奨しません。

ヘナは天然植物で天然100%で使うなら、その染まりをコントロールするのはかなり難しいものです。さまざまな混ぜ物をすることでそれを安定させることは困難で、さらにその混ぜ物のせいで肌に影響が出ないとも言い切れないのです。自己責任でそういったものを混ぜるのはかまわないと思いますが、シンプルなものをシンプルに使う方が気持ちいいかなと思います。

まとめ

ヘナもインディゴも天然100%の植物ですのでその特性に合った、生き物として使用するのがベストです。生物としてのヘナとインディゴなら熱湯は使えないし余計な混ぜ物は必要ありません。ハナヘナはじゅうぶんに白髪を染めてくれます。