経皮毒について

経皮毒について、です。

これもネット上なんかではいろいろ意見あってややこしいのでちょっと触れずに…なんて思ってたんですが汗シャンプーうんぬん話すなら書いちゃいます!

経皮毒…これは学術用語ではない造語ですね。

本来は経皮吸収。または急性経皮毒性とか。

この間書いたように、毒性の一つとしては体に触れ毒性を示すものですね。
咳止めのパッチなんかもそうですけど、皮膚から成分を吸収して体に影響を及ぼすものとして、もちろん経皮吸収はありえます。

ただ、思い切って言うと(笑)

化学的な界面活性剤が体に悪い、とかそういう成分が子宮に溜まって羊水が洗剤臭い、とかそういうマルチな方々の商売道具としての主張は

く そ く ら え

です。
よくサイトで皮膚から吸収された物質は体で代謝されにくいので、健康を害しやすいとか書かれてますが、ということは体の代謝系に皮膚から入った物質は体内に広がりにくいってことです。物質がついた皮膚周辺にとどまる可能性の方が高いってことです。そんなものが、子宮に選択的に溜まるとか

:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

また、皮膚から吸収された物質の量を測るってかなり難しいですよ?
物理的に剥離したのか、皮膚周辺にとどまっているのか、代謝され、尿や便として排出されたのか…経口投与や静脈注射と違って吸収量の単純な引き算はできないのです。
わかりますかね?例をあげると静脈注射で50ml薬をうったとして、あとは時間を追って代謝物を量って分析すれば、どれくらいの量が吸収(=投与量)で排出量を差し引きで体に残った成分量がわかります。
それを経皮吸収でやるっていうのは単純じゃないんですね。

また、こういう経皮毒で不安を煽るような言い方してる会社や、それにふらふら~とついてく人は、あんまり自分が使っている洗剤なんかの使い方を疑ったりしないんです。
手作り石鹸は体にいいよ~と言われても、そもそもアルカリが体に合わないから石鹸でも駄目な人はいてるわけです。そもそも洗剤は使わないといけないと思いこんでたりもするわけです。

化学的な界面活性剤が体に蓄積していくなら何十年も洗剤使ってるじいさまばあさまの体組織綿密に分析したらでてくるはずでしょう。でもそんなの聞いたこともない。
ということは、洗剤は突発的にDNAに損傷でも与えるのか?そこまで強い洗剤なんかありえないでしょう。

体に徐々に出てくるアレルギーや病気は、その化学物質の蓄積された成分のせいではなく、自分の体が加齢によって変化してるのにそれに全く対応せずに同じ生活してる本人の責任が強いと僕は考えます。
加齢に伴い、代謝機能は衰えるわ、常在菌の分布も変わったりもするでしょう。そんな体様の声に耳を傾ければ、どういう生活すればいいか改められるんじゃないでしょうか。

もちろん、経皮吸収を否定してはないですよー皮膚を傷めるものはいっぱいあります。僕もカラー剤のジアミンによって皮膚がただれ、5年以上苦しみました。お医者さんには

『見たことない症例だから学会で発表したいし写真撮っていい?』まで言われました(笑)。

とにかく何を使う、食べる、塗る、嗅ぐ、聞く、見る

でも使い方次第です!なにせ『万物は毒』ですからw


…まとまったかな…(笑)