ハナヘナのインディゴは天然100%なのか

つい先日ですね、うちとハナヘナお取引させてもらってるある美容室さんから電話を頂いたのです。かいつまんで要約すると

『某化粧品会社の先生に「インディゴは水に溶けないから天然100%のものでは染まらない。染まるってことは何かしらケミカルなものが混ざってるよ。」ってなことを言われました。どうなんでしょう?』

的な内容でした。

僕も急な質問で「??」ってなってしまってうまく理論だてて答えられなかったんですが(反省)、ハナヘナ認定講師の方々に相談してるうちに自己解決(笑)。

参考元はいつも通りw牛田研究室 ですw
できるだけ簡単に書けたらいいな(笑)


インディゴ(インド藍)の葉っぱには元々インジカンという物質があります。これは水に溶けます。葉っぱ内ですからね。お店で使う粉にはこの状態であるわけです。

で、水に溶かすとインジカン(無色)の糖の部分が取れてインドキシル(無色)という物質に変わります。これも水に溶けます。この状態で髪の毛の隙間から中に浸透していくんですね。そして、時間経過による空気酸化で、インドキシル二分子が結合してインディゴ(藍色)になるんです。

そしてインディゴは確かに水に溶けないんです。
そしてだからこそ褪色しにくいんですね、だって水に溶けないからお湯ぶっかけても落ちない(落ちにくい)んですから。分子量もなかなかに大きいので隙間からもでにくい。傷んでる髪の毛の方がよく染まって褪色も少ないのはこの性質のせい。

で、某化粧品会社の先生の言われる「インディゴは水に溶けないから染まらない」って言われてるのはおそらく藍染めの時の『建て染め』のことを言われてるのではないかなと思います。

普通の衣類、繊維に染める藍染めでは建て染めといって特殊な工程で染められます。

ただしこの工程は根本的に染め方、理論が違う。

建て染めでは最初にインディゴをインドキシルに戻すことから始まるんです。この工程では結構な薬品が必要になります。思いっきり還元しないといけないので。
そしてそれを繊維に染み込ませてまたインディゴに戻すんですね。
だから薬品が必要とおっしゃってたんじゃないでしょうか。

というわけで、インディゴの粉は別に薬品使わなくても天然100%インディゴと水で髪の毛は染まりますwハナヘナは100%天然なんでご心配なく☆